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観劇ライフ
2010/12/12(Sun) 17:06:22


と、いうわけで「春琴」観劇してきました。
会場は超満員、立ち見客も沢山いました、世田谷パブリックシアター。傾斜も急で扇状に広がる舞台で見やすかったです。
美貌と才気に恵まれながら幼少より盲目になってしまう気位の高い師匠春琴とその付き人であり弟子の佐助は師匠への献身と敬慕と愛情故に自ら眼に針をたてて盲目になってしまう
この日本独特のじめじめとした淫靡な世界は一つ怪談を聞いたかのような妖しい静けさ。
真っ暗な深い闇のそこからぼんやりとゆらぐ蝋燭の灯。
闇と光、畳と棒、三味線と謡。
春琴から”佐助にだけは火傷でただれた顔を見られたくない”と言われ自ら眼を潰す佐助
嗜虐性が強く佐助に辛くしかあたらない春琴が自ら失明した佐助に唯一優しい言葉をかける。
「佐助、痛くはなかったか」
万感のこもった一言が舞台の最後まで余韻を残します。
主演の深津絵里さんの演技力は鳥肌でした。ずしりと芯があって凛としていて惹き込まれます。
二人の心の闇は深くて暗くて底など見えやしない。
久しぶりに「演劇」っていう舞台芸術を見ました、素晴らしかったです。
そんなわけで今小説の春琴抄読んでます。

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